プロジェクト

JDWG Project 01:
「認知症の本人が書いた本」を全国にひろげようプロジェクト

「認知症の本人が書いた本」の出版が相次いでいます。これらの本を、一人でも多くの当事者、そしてさまざまな立場の人に読んでもらいたいと願っていますが、これらの本があることを知らない、知っていても地元の図書館や書店に置かれていない、という場合が少なくありません。

そこで、日本認知症本人ワーキンググループ(JDWG)では、「認知症の本人が書いた本」をブックフェアなどのスタイルで、全国各地の図書館や書店に広げる「 認知症の本人が書いた本を全国にひろげよう!プロジェクト」に取組んでいます。

本人と身近なパートナーなどが各地の図書館や書店にブックフェアの開催などを働きかけていくアクションが、本人の存在と声を地域に伝え、本人が地域で活躍する一歩になります。

ブックフェアを「何のために」開催するのか、そのねらいを図書館や書店の方たちにきちんとお伝えし、開催を働きかけるための「ブックフェアのすすめ」のチラシと、「推奨書籍リスト」を用意しました。これらを活用して、日本全国、どの地域でもブックフェアの開催を実現させていきましょう!

○ 「ブックフェアのすすめ」のチラシ

「推奨書籍リスト」(平成30年5月更新)

これらを活用して、日本全国、どの地域でもブックフェアの開催を実現させていきましょう!ブックフェアに関する動きやエピソードがありましたら、当ホームページへ情報提供をお願いします。


「認知症の人が書いた本」ブックフェア等の開催情報

各地で開催企画が進行中です。あなたのまちでも開催のすすめを。

○  NEW 豊橋市中央図書館で特設ブースを開設(9月4日から9月29日)

(地元からのお便り)
愛知県豊橋市では、世界アルツハイマー月間に合わせて9月4日から9月29日まで、日本認知症本人ワーキンググループ推奨書籍を中心に集めた特設ブースが設置しています。
同会場で9月7日に認知症サポーター養成講座を実施したところ、事前申し込みの方に加え、当日図書館に来館されて講座のことを知り、参加された方もいらっしゃいました。
「認知症の人が書いた本」を通じて、たくさんの方に認知症の方の想いを知っていただきたいと思います。

○  NEW 新潟県上越市の直江津区にある小さな喫茶店「なおえつ茶屋」にて、オレンジカフェ&認知症ブックフェア(ブックフェアは9/6から9/8)を開催

おすすめの認知症関連の図書を展示、「認知症とともに生きる希望宣言」「本人にとってよりよい暮らしガイド」も展示されました。

(主催者からのお便り)
たくさんの方が手に取ってくださり、認知症の方ご本人がたくさん本を出されている事を驚いておられた様子です。
ご本人直筆のPOPであることをご説明すると、みなさん興味深く読んでくださっていました。今後も一部図書の展示など、続けていけたらと思っています。

○  東京慈恵会医科大学附属病院(東京・港区)図書コーナー

東京慈恵会医科大学附属病院(東京・港区)の図書コーナーに、同大のご協力で「当事者の本」が並びました。
「当事者の本」のコーナーは、一般の図書館では広がってきていますが、病院の図書室としては、ユニークな取組です。

○  久美堂本店(東京都町田市)で「認知症ブックフェア」
平成30年11月中旬~12月初旬
東京都町田市で「まちだDサミット」が開催される11月24日の前後1週間、「認知症の本人が書いた本」ブックフェアが開催されます。1階「話題書」コーナーにて。

○   新潟県長岡市図書館8館で「認知症ブックフェア」
平成30年9月1日~9月30日
長岡市立中央図書館、互尊文庫、西地域図書館、南地域図書館、北地域図書館、中之島地域図書館、寺泊地域図書館、栃尾地域図書館(計8館)

9月の世界アルツハイマー月間に合わせ、市内図書館で、認知症のご本人が書いた本をはじめ、医療や介護、予防法等、認知症に関する本を紹介します。
また、中央図書館ではブックフェアの他に、長岡市長寿はつらつ課と連携し9月11日(火)、13日(木)に認知症ミニ講座を開催します。また、9月8日(土)には「RUN伴」(認知症の方と一緒にタスキをつなぐイベント)の中継地点になります。

<主な取扱書籍>
『本人にとってのよりよい暮らしガイド』(全館が所蔵)
『認知症になった私が伝えたいこと』
『認知症の私からあなたへ20 のメッセージ』
『認知症の私は「記憶より記録」』
『笑顔で生きる 認知症とともに』ほか
(以上、市内図書館のいづれかの館が所蔵)


○  新潟市立巻図書館:8月のテーマ展示
平成30年8月2日~9月4日

「あなたに贈ることば ~認知症の人たちが伝えたいこと、知ってほしいこと~」
巻地域保健福祉センターで8月に実施される映画「ケアニン」の上映会(社会福祉法人まき福祉会/新潟市西蒲区健康福祉課主催)に合わせ、市民に広く認知症を理解していただけるよう上映会場近くにある当図書館も連携してテーマ展示を企画しました。

○  たらば書房(鎌倉)
7月28日開催のイベント「認知症について認知症の人から学ぼう!鎌倉」に合わせて、まちの本屋さんが「本人の本コーナー」をつくってくれました。

○  紀伊國屋書店梅田本店(阪急梅田駅1階)
平成30年6月19日~7月25日(終了)
「認知症当事者の本」(医療、看護コーナーにて)

○  くまざわ書店 大船店「エッセイ・ノンフィクション」コーナー
平成30年5月26日~
「私たちも 前向きに仲良く 元気に楽しく 過ごしています」
神奈川県鎌倉市で毎月開かれている本人カフェのメンバーが話し合い、「ブックフェア」を開きたいと地元の書店に依頼して実現しました。そして、「私たちも前向きに仲良く元気に楽しく過ごしています」とメッセージが書かれた手書きのPOPを書店にプレゼント。本人カフェのメンバーの近藤英男さんは「認知症でも楽しく生きている人がいることを知って欲しい」と話しています。書店にポップを渡したときの様子が、神奈川新聞で紹介されています。

<主な取扱書籍>
・認知症になっても大丈夫
・認知症になった私が伝えたいこと

○文信堂書店 長岡店:「認知症とともに生きていく」ブックフェア
平成30年4月1日~5月31日
市内の病院に勤務する作業療法士さんが、地元でも「ブックフェア」を開きたいと、長岡駅構内の書店に相談。店長さんは、「普段は認知症について考えることがなかったが、ひとごとではない話だ。書店として役に立てると思った」と協力を快諾。当事者が書いた手記や新聞記者のルポなど計16点を、急きょ取り寄せ、手書きPOPを付けて、書棚の一角をコーナー化した。取組んだ2人からは、「こうした取り組みが広がってくれればいい」というメッセージが、JDWGに届いています。 (この取り組みは、「新潟日報」のホームページで紹介されています)

○くまざわ書店横須賀店好評につき、常設コーナー!
認知症 当事者の語り ~認知症について認知症の人から学ぼう~
3月に横須賀市医師会や横須賀市が開いた市民公開講座「認知症について認知症の人から学ぼう!」に合わせて開催。好評につき、常設コーナーになりました。

<主な取扱書籍>
・笑顔で生きる 認知症とともに
・私は誰になっていくの?~アルツハイマー病者からみた世界~
・私は私になっていく~認知症とダンスを~
・認知症になっても人生は終わらない~認知症の私が、認知症のあなたに贈ることば~
・認知症の人たちの小さくて大きなひと言~私の声が見えますか?~

○文教堂横須賀MORE’S店好評につき、常設コーナー!
認知症の私たちが書きました ~認知症当事者こころの声~
3月に横須賀市医師会や横須賀市が開いた市民公開講座「認知症について認知症の人から学ぼう!」に合わせて開催。好評につき、常設コーナーになりました。

<主な取扱書籍>
・認知症になっても大丈夫!そんな社会を創っていこうよ
・認知症になっても人生は終わらない~認知症の私が、認知症のあなたに贈ることば~
・認知症の人たちの小さくて大きなひと言~私の声が見えますか?~
・笑顔で生きる 認知症とともに
・認知症になった私が伝えたいこと
・認知症の私からあなたへ20のメッセージ

○ジュンク堂池袋本店6階:「認知症当事者の語り~ありのままの声で~」
(2017年9月1日から1か月の予定でしたが、 好評につき延長中)10月31日終了

○紀伊國屋新宿本店5階:「認知症の私たちが書きました。あたなに伝えたいこと、 知ってほしいこと」
(2017年10月7日から開催)11月30日終了